絵画の基礎
- 吉澤 利仁
- 2021年3月3日
- 読了時間: 1分
描くべき対象なくして絵画は個として成り立たない。
絵画をあらゆる他と隔てる唯一の方法は対象を描く事にある。
対象(描かれるべき)が描かれなければそれはその他万物と同義。
絵画における対象とは絶対的に視覚を要する。
視覚で感知するのだから、それは対象がないと話しにならない。
私は常にその場に描かれるべく対象(必然的な)を独自に描く。
問題なのは「それがそこに描かれるべく意義」である。
私は他人の作品を見るとよく「何でこれはここに描かれなきゃいけないのだろう?」
と疑問を感じる。
丸や三角や四角、赤や青や緑。
これらの羅列の因果を知りたくなってしまう。
描くべき対象の必然。
これをまず理解する事が絵画を描く第一歩目である。
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